2025/04/22
事業者:千葉県市川市
26年度で市民プール解体/北東部に通年型運動施設/設計・施工で4か年/市川市
市川市は、2026年度の市民プール運営終了後に同施設を解体し、跡地に通年型利用の総合スポーツ施設「(仮称)東市川スポーツプラザ」を整備する方針を示した。整備スケジュールについては、基本・実施設計に約2年、新設工事に約2年を見込んでおり、市北東部にスポーツ施設が不足している現状を踏まえ、早期事業化を図る。
25年度は、当初予算に市民プール解体設計委託1600万円を計上。また、具体的な整備施設などを盛り込んだ整備方針を直営で策定する。
市民プールは、北方4―2270―3に所在。隣接する北方多目的広場と駐車場を含めた敷地面積は約3・8ha。1982年に開設した。
主な設備は▽管理棟=RC造2階建て、延べ床面積1694・195㎡▽プール=50mプール、25mプール、流水プール、幼児プール、子供プール▽ロッカー=1810個▽腰洗槽▽ろ過室▽気流装置=3基▽駐車場=常設272台、臨時180台、借り上げ120台▽駐輪場=200台――など。
2023年8月に改定した北東部スポーツタウン基本構想では「(仮称)東市川スポーツプラザ」の整備予定施設について、教育施設として多目的利用の可能な屋内プール、大柏川第一調節池の外周通路を利用したジョギング・ウォーキングコース、フィットネス・トレーニング室、小規模体育館、多目的球技場、駐車場などを挙げた。
1年間の想定利用人数は40万人。整備運営手法には、PPPなどの民間活力導入も視野に入れ、適切な手法を選択するとした。
レジャー機能を有した市民プールに代わる施設として、塩浜2丁目の市有地に整備する「(仮称)塩浜マリンパーク」で対応する方針。マリンパークについては、27年7月の供用開始を目指している。