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2025/03/27

事業者:千葉県千葉市

新アリーナ具体化へ/整備手法等支援プロポ公告/千葉市 アルティーリ千葉

 千葉市は26日、「アルティーリ千葉新アリーナ整備手法等検討支援業務委託」の公募型プロポーザルを公告した。委託上限額は2200万円。委託期間は、契約締結日から12月31日まで。アルティーリによるBリーグ・プレミア(Bプレミア)への参入を見据えた新アリーナの事業計画に対し、経済波及効果、事業化スケジュール、運営スキームなどに関する検証および妥当性の判断について、専門的な知見による支援を行う。整備手法は、民設民営方式または負担付き寄付方式を想定。アルティーリに対し、5月までに新アリーナの事業計画などを求める見込み。
 支援業務の内容は▽事業計画の分析・妥当性の検討▽市に対する要望事項等の整理▽新アリーナの利用・経済波及効果・社会的効果の整理▽建設地周辺のインフラへの影響の確認▽事業化スケジュールの整理▽事業手法の整理・分析▽有識者ヒアリングの実施に向けた準備▽協議に向けた資料作成等支援▽基本協定の締結支援――など。
 プロポーザルの参加資格は、法人格を有している単独事業者または共同企業体など。
 今後は、募集要項などに係る質問書の提出を28日に締め切り、31日に回答。4月9日まで参加申し込みを受け付け、選考委員会によるプレゼンテーション審査などを経て、同月中旬に優先交渉権者を公表。同月下旬までの契約締結を目指す。
 2023年1月5日には、アルティーリと「ホームタウン推進に関する連携協定」を締結。市は協定に基づき、候補地検討などを含め、全面的な協力に努めるとした。
 アルティーリは25年1月17日、ヒューリックとブランドパートナー契約の締結を発表。同月20日には、市に対し「県立幕張海浜公園Aブロックを建設候補地とし、ヒューリックと協同で進めていきたい」と報告した。
 県立幕張海浜公園Aブロックは、美浜区ひび野1―110に所在。敷地面積は約5・5ha。
 第1回定例議会で神谷俊一市長は「新アリーナ建設に向け、必要な支援を行うとともに、周辺環境に与える影響への配慮や、関係者との合意形成について助言や指導を行う」との方針を示した。
 Bプレミアへの参入は、ホームアリーナ要件の充足、平均入場者数4000人以上、クラブ年間売り上げ12億円以上が条件。
 ホームアリーナの必要諸室は、観客席数5000席以上、32m×19m試合バスケットボールコート、医務室、ドーピングコントロール室、音響設備等運用調整室、チーム用等更衣室、飲食物販売を行う売店、エントランスロビー、トイレなど。また、主要駅などから徒歩圏内にある場合を除き、一般駐車場、チーム専用車両用駐車場、来賓専用駐車場、メディア専用駐車場、テレビ中継専用駐車場などを設けることなどが必要となる。
 現ホームアリーナは、中央区問屋町1―20に所在する千葉ポートアリーナ。千葉ポートアリーナは、SRC造地下2階地上3階建て、延べ床面積1万9509・02㎡、1990年の竣工。観客席数は固定席4380席、ロールバックチェア616席、仮設席2500席、車椅子専用スペース16席。アリーナの床面積は2730㎡。

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