2025/01/31
事業者:千葉県千葉港湾事務所
初弾4haの面整備へ/27haの埋め立て計画/県千葉港湾
県千葉港湾事務所は、千葉港千葉中央地区における臨海部(泊地)約27haの埋め立て計画うち、第1期約4haの検討に着手した。29日に「県単臨海土地造成(港建特別)委託(千葉中央地区埋立造成検討)」の指名競争入札手続きを開始。2月13日と14日の入札期間を経て、14日のうちに開札する。委託期間は170日。荷役関係者(千葉港港湾運送事業協同組合)や船舶関係者の意見を聞きながら、野積み場、道路配置などの面的整備に関する検討を行う。
千葉港は特定重要港湾に位置付けられ、首都圏で消費されるエネルギーの供給拠点、基幹産業の原材料の調達および製品の出荷のための物流拠点、県内発着の完成自動車や建設資材などの物流拠点の役割を担っている。
千葉中央地区では、コンテナヤード不足のため、隣接する物揚場をシャーシ置き場として利用。また、完成自動車のヤードも不足しており、離れた埠頭の臨時野積み場への横持ちが発生している。
そのため、2030年代前半を目標年次とする千葉港港湾計画(18年11月改訂)において、千葉中央ふ頭と出洲ふ頭の間の泊地約27haの埋め立てを段階的に進めていくこととしている。
第2弾以降約23haの埋め立てについては、ヤード整備や民間による利用を計画しており、荷役やヤード不足の状況などを勘案し、事業化を検討していく。