ヘッドライン

  1. ホーム
  2. ヘッドライン
  3. 庁舎や文化複合施設など/新拠点ゾーン北側に整備/松戸市 庁舎整備検討委

2025/01/29

事業者:千葉県松戸市

庁舎や文化複合施設など/新拠点ゾーン北側に整備/松戸市 庁舎整備検討委

 松戸市は27日、「第13回庁舎整備検討委員会」をウェブ会議形式で開催し、新庁舎の第2ステップ整備イメージのたたき台を提示した。新拠点ゾーン北側の敷地約1万7000㎡に、延べ床面積約1万7000㎡の北側新庁舎と、図書館本館・ホール・美術ギャラリーを備えた文化複合施設を整備する。松戸駅西口公共施設(ゆうまつど、勤労会館)の一部機能の整備、中央保健福祉センターおよび衛生会館の将来的な建設スペースの確保についても、新拠点ゾーン北側で検討する方針を示した。
 新庁舎整備の第1ステップ完了時に、庁舎機能が新庁舎、現庁舎、京葉ガスビル、京葉ガス第2ビル、竹ヶ花別館に分散することについて、委員から不安視する声が挙がった。また、第2ステップにおける北側用地の取得時期が未確定であることから「市役所の最終形を考慮しながら庁舎機能配置を議論することが重要」との指摘があった。
 そのほか、新庁舎整備基本計画(第1ステップ)策定業務の内容と具体的な進め方を説明した。
 業務内容として▽庁内各課の必要面積および機能を明記したリストの作成▽新庁舎および現庁舎に配置すべき機能の検討▽中間検討案の作成▽概算事業費の算定▽市役所の最終形を考慮した課題の抽出・整理▽事業者候補を対象としたサウンディング型市場調査の実施▽災害対策機能の検討▽敷地および敷地周辺の基礎情報の整理▽建物の配置計画図の作成▽事業スケジュールの作成▽必要な許認可の手続きの確認――などを挙げた。
 2026年1月に素案を示し、4月にパブリックコメントを実施。5月の第16回委員会を経て答申を受け、7月に計画をまとめる方針。
 新庁舎については、段階的に整備を進める。
 第1ステップとして、32年度をめどに新拠点ゾーン南側の国有地8745㎡に延べ床面積約2万㎡の南側新庁舎を建設し、現本館と現新館の機能を移転する。各階の床面積は約2000㎡を想定。一定の耐震性が確保されている議会棟と別館は使用を継続する。
 南側新庁舎についてデザインビルド方式を採用する場合は、26年度に基本設計、埋蔵文化財の本調査、旧法務総合庁舎の第2期解体工事を実施。28年度に事業者を選定し、実施設計に着手。30年度に着工し、32年度の開庁を目指す。
 第2ステップで着手する北側新庁舎や文化複合施設などについては、第1ステップの基本計画策定後、できるだけ速やかに基本計画の策定作業に取り掛かる方針となっている。

会員様ログイン

お知らせ一覧へ