2024/11/05
事業者:民間建築情報
新津田沼周辺再整備へ/資本業務提携契約を締結/イオンと京成電鉄
イオン㈱(千葉市美浜区中瀬1―5―1)と京成電鉄㈱(市川市八幡3―3―1)は10月31日、株式を相互保有する形での資本提携が必要であるとの判断から、業務提携契約を締結した。提携における第1弾の取り組みとして「新津田沼駅周辺の再整備による新たなランドマーク化」を計画。京成電鉄が、同駅南側に隣接する、イトーヨーカドー津田沼店が入居していた「津田沼12番街ビル」を中心とした駅周辺施設の改修・刷新を行い、新たな交流拠点と再生の象徴となるランドマークとして再整備。完了後、イオンは、同駅北側に隣接するモール型商業施設「イオンモール津田沼」と一体的に運営を行う。
提携内容は▽両社が保有する不動産情報の共有▽イオングループ各事業による出店を含めたまちづくりおよび共同での取り組みの検討▽両社の商業施設・駅ナカなどの共同開発・運営▽イオングループの既存・新規商業施設のさらなる利便性の向上に寄与する交通サービスの充実――など。
津田沼12番街ビルに/シネマなど店舗機能
「津田沼12番街ビル」は、さまざまな世代が幅広く利用可能な商業施設として、レストランスペース、イベントホール、シネマなどの機能を備えることを構想している。
敷地は、習志野市津田沼1―10―30の面積約6000㎡。建物は、SRC造地下1階地上8階建て、延べ床面積約3万5800㎡。1976年11月に開店し、新京成電鉄㈱(鎌ケ谷市くぬぎ山4―1―12)が所有している。イトーヨーカドー津田沼店は、2024年9月29日に閉店した。