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2024/10/17

事業者:千葉県環境生活部

現施設を改修・増床/コンセプトは「知の創造拠点」/県立中央博基本計画検討懇談会

 県環境生活部は16日、第2回県立中央博物館リニューアル基本計画検討懇談会(座長=林良博・国立科学博物館顧問)を東京都千代田区の都道府県会館14階千葉県東京事務所(オンライン併用)で開き、県立中央博物館施設整備計画原案を提示した。現施設の老朽化に対応するための改修や増床により整備を行うこととし、施設コンセプトに「幅広い県民とともに、千葉をつなぎ、世界に拓く、『知の創造拠点』としての施設の具現化」を掲げた。
 主な必要諸室は▽収蔵=乾燥資料関係の収蔵庫、液浸標本関係の収蔵庫、冷凍・冷蔵資料関係の収蔵庫、レスキュー資料用収蔵庫▽資料作成・整理=資料一時保管庫・冷凍庫室、標本製作室・整理作業室、資料洗浄室・動物処理室▽資料管理・活用=燻蒸室、資料・標本閲覧室▽実験=実験室・分析室、薬品庫▽図書=閉架図書▽展示=常設展示室、企画展示室▽展示準備=展示準備室・工作室、展示用具倉庫・レプリカ庫▽教育普及=レファレンスコーナー・図書閲覧室、講堂・研修室、多目的スペース、普及事業用倉庫▽生態園=オリエンテーションハウス・野鳥観察舎、管理棟▽利用者サービス=救護室、赤ちゃん休憩室、レストラン、休憩・交流スペース、ロッカー室、ショップ▽職員執務=館長室・事務室・研究室、応接室・会議室、事務用倉庫、印刷室・更衣室▽博物館運用=搬入口、荷解き室、サーバー室▽博物館管理=警備室・清掃員室・機械室。
 また、展示のコンセプトに「千葉の『おもしろい』が来館者一人ひとりを知の探究・創造へと導く展示の具現化」を設定した。また「地球史と世界的視点から千葉のさまざまな姿を発見・探求しながら、フィールドでの体感へとつながっていく展示構成『世界とつながる千葉』」を打ち出している。
 今後は、第3回懇談会を2025年2月下旬に開き、施設整備計画原案などに関してさらに議論を深める予定。第4回懇談会は書面開催とし、施設整備計画案を諮る方針だ。
 県立中央博物館は、千葉市中央区青葉町955―2に所在。敷地面積は、生態園を含め6万6178㎡。1989年2月7日に開館した。
 建物は▽本館=SRC造地下1階地上2階建て、延べ床面積1万5254㎡▽オリエンテーションハウス=S造平屋、床面積216㎡▽野鳥観察舎=S造平屋、床面積82㎡▽管理棟=S造平屋、床面積270㎡。

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