ヘッドライン

  1. ホーム
  2. ヘッドライン
  3. 25年秋頃から整備/笹川駅舎 無償譲渡し活用/東庄町、JR東日本千葉支社

2024/10/03

事業者:東日本旅客鉄道(株)、千葉県東庄町

25年秋頃から整備/笹川駅舎 無償譲渡し活用/東庄町、JR東日本千葉支社

 東庄町と東日本旅客鉄道(JR東日本)千葉支社は2日、町役場1階会議室2で「東庄町による成田線笹川駅駅舎活用に伴う基本協定」を締結した。JRが駅舎を無償譲渡し、町が駅舎内に交流拠点や観光案内所を整備することで、地域の活性化と魅力発信を図る。年度内にJRが土地境界確定や分筆登記などを完了し、土地・建物無償譲渡契約などを締結。2025年度にJR東日本千葉支社が駅舎内の鉄道施設を駅舎外に移設。25年秋頃に駅舎を町に譲渡し、町が改装工事に着手。26年度早期に駅舎活用施設の供用を開始する予定だ。
 協定事項は▽町が駅を中心とした地域の活性化のために笹川駅舎を活用すること▽活用に伴う工事等は町が費用を負担して行うこと▽JRが駅舎と駅舎敷地などを町に無償で譲渡すること▽互いの事業に必要な範囲の無償による占用または使用を相互に認めること▽JRが駅舎内の鉄道施設を駅舎外に移設すること▽鉄道施設の移設工事はJRが費用を負担して行うこと――など。
 協定締結後、岩田利雄町長は「駅舎を整備し、地域の人々が集まる交流拠点、観光に向けた魅力発信の場所とすることで、町の活性化につなげたい」と展望を語った。交流拠点については、読書や飲食が可能なフリースペースなどを配置する方針だ。
 土澤壇支社長は「笹川駅の活用を通し、駅周辺をはじめ、町全体の活性化の一助となりたい」と述べた。
 笹川駅は笹川いに所在。敷地面積は約900㎡。駅舎の床面積は約111㎡。1931年に開業し、2021年から無人駅となった。

会員様ログイン

お知らせ一覧へ