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2024/07/04

事業者:千葉県市原市

延長11kmの管渠新設/菊間汚泥圧送幹線2条化/市原市

 市原市は、延長1万920mの菊間汚泥圧送幹線の2条化を計画している。具体的には、名称を菊間汚泥圧送1号幹線に変更するとともに、延長1万1060mの菊間汚泥圧送2号幹線を新設する。都市計画決定、事業認可取得、事業計画変更の手続きを年度内に完了し、2号幹線について2025年度以降、実施設計、工事を順次進めていく。さらに、2号幹線の完成後、1号幹線の長寿命化対策を推進する方針だ。
 菊間汚泥圧送幹線は、菊間終末処理場から松ヶ島終末処理場まで汚泥を圧送。汚泥は固形燃料化している。
 起点は松ケ島西1丁目、終点は菊間字手永下。処理方式は分流汚水。管渠はφ250㎜ダクタイル鋳鉄管T形3種。標準的な土被りは1・2m程度とみられる。
 貯留などの代替手段がなく、圧送管が破損した際に長時間の汚泥圧送停止ができない。さらに、非耐震構造となっており、地震時に管の離脱・破損が生じた場合に汚泥の流出、重要交通や周辺環境に影響を及ぼすなどのおそれがある。
 そこで、2条化することにより、将来にわたって汚泥輸送の安定的な機能を確保するとともに、災害時におけるリスク低減を図る。
 管渠は、φ200㎜程度のポリエチレン管の計画。土被りは1m程度の想定。主な布設路線は市道3571号線(館山自動車道側道)、市道222号線(上総大路)、市道10号線(本仲通り)、市道9号線(五井駅前線)。
 養老川、JR内房線、東関東自動車道を立体交差(アンダーパス)する。養老川横断箇所については、さや管工法を検討している。
 2日に、第108回都市計画審議会を市役所第1庁舎4階1402B会議室で開催した。菊間汚泥圧送幹線の2条化については「第2号公共下水道(菊間処理区)の変更について」として審議し、全会一致で了承された。7月下旬に知事へ協議の申し出を行い、8月上旬の回答を経て、同月下旬に都市計画決定を告示する予定。

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