コラム「復・建|日刊紙 日刊建設タイムズ

  1. ホーム
  2. コラム「復・建」

2022/11/02

盛会裏に新聞大会

▼新聞界のメーンイベントである「新聞週間」が今月15日から21日まで行われた。今年は第75回にあたり、弊社が加盟する公益社団法人日本専門新聞協会(入澤亨理事長)も19日に東京・千代田区の帝国ホテルで「日本専門新聞大会フェスティバル」を開き、加盟紙の社員や読者など多数が参加した
▼第1部の時局講演会では、東京大学名誉教授の御厨貴氏を講師に招き「日本の政治と世界の動向」と題して、混迷と不透明さを増す政治・社会情勢について、過去の経緯などを交えて解説した
▼第2部の式典では、公募による写真コンクールやキャッチフレーズの入選作を発表し、受賞者が表彰された。写真コンクールでは、文部科学大臣賞に浅山昇氏(一般応募)の「居場所」、理事長賞に廣瀬元也氏(同)の「マルチタスク?」、審査委員長賞に小崎啓司氏(同)の「月光」、加盟社特別賞に佐藤万実氏(大分建設新聞社)の「父」が、それぞれ選ばれた
▼最高賞の文部科学大臣賞の「居場所」は3枚の組み写真で、コロナ禍で孤立したテーブルに向かってそれぞれの時間を過ごす姿をとらえた作品。審査委員長の関口照生氏(日本写真家協会会員、倉敷芸術科学大学客員教授)は講評の中で、同作品について「各自の姿をクールにとらえ、光と影が画面を引き締め、何より構成が素晴らしく新しさを感じた」と評価した
▼キャッチフレーズでは、二千点を超える応募作の中から、杉本湘路氏(一般応募)の「揺れ動く 世界読み解く 専門紙 揺るがぬ指針 頼れる情報」が、栄えある優秀作に選ばれた
▼さらに大会スローガンには「経済活性化と国際秩序維持に向けて、より正確で有用な情報を発信しよう!」をはじめとする3項目を掲げ、最後に大会アピールとして「ロシアによるウクライナ侵攻などにより民主主義の根幹が揺るぎかねない国際社会情勢の中で、信頼される正確な情報と公正な論評を人々に広く提供する役割を担うジャーナリズムの担い手として、自らの使命を全うする」ことを宣言した。

会員様ログイン

お知らせ一覧へ